D219 ノンストレステスト(1) ノンストレステストは、以下に掲げる患者に対し行われた場合に算定する。ア 40歳以上の初産婦である患者イ BMIが35以上の初産婦である患者ウ 多胎妊娠の患者エ 子宮内胎児発育不全の認められる患者オ 子宮収縮抑制剤を使用中の患者カ 妊娠高血圧症候群重症の患者キ 常位胎盤早期剥離の患者ク 前置胎盤(妊娠22週以降で出血等の症状を伴う場合に限る。)の患者ケ 胎盤機能不全の患者コ 羊水異常症の患者サ 妊娠30週未満の切迫早産の患者で、子宮収縮、子宮出血、頸管の開大、短縮又は軟化のいずれかの切迫早産の兆候を示し、かつ、以下のいずれかを満たすもの(イ) 前期破水を合併したもの(ロ) 経腟超音波検査で子宮頸管長が20㎜未満のもの(ハ) 切迫早産の診断で他の医療機関から搬送されたもの(ニ) 早産指数(tocolysis index)が3点以上のものシ 心疾患(治療中のものに限る。)の患者ス 糖尿病(治療中のものに限る。)又は妊娠糖尿病(治療中のものに限る。)の患者セ 甲状腺疾患(治療中のものに限る。)の患者ソ 腎疾患(治療中のものに限る。)の患者タ 膠原病(治療中のものに限る。)の患者チ 特発性血小板減少性紫斑病(治療中のものに限る。)の患者ツ 白血病(治療中のものに限る。)の患者テ 血友病(治療中のものに限る。)の患者ト 出血傾向(治療中のものに限る。)のある患者ナ HIV陽性の患者ニ Rh不適合の患者ヌ 当該妊娠中に帝王切開術以外の開腹手術を行った患者又は行う予定のある患者ただし、治療中のものとは、対象疾患について専門的治療が行われているものを指し、単なる経過観察のために年に数回程度通院しているのみでは算定できない。(2) ノンストレステストは入院中の患者に対して行った場合には1週間につき3回、入院中の患者以外の患者に対して行った場合には1週間につき1回に限り算定できる。なお、1週間の計算は暦週による。